ときに"モーガン"、ときに"たけちゃん"、そろそろもうひとつ名前が欲しい。
2008年 08月 15日
中国というところ
「中国人はすばらしい国民だ」

終戦の日になると、祖父が生前言っていたこの言葉を思い出す。


僕の母は満州国旧熱河省生まれ、引き揚げ組だ。
祖父は満州で警察官をやっていた。
部下に先日亡くなった赤塚不二夫のお父さんがいた。
赤塚不二夫の描く絵は、小さい頃から天才的だったらしい。
(ただし人としての評価は決して良くなかった。そう思わせる逸話を知っているのでしょう)

祖父は、上からの村民虐殺命令に背き、銃口を空に向け、空砲を鳴らし、
たくさんの中国人を助けたと聞いている。

日本が敗戦し、ソビエト軍が背後から侵攻してくる中、
祖父が助けた中国人たちが、逃げ道を作ってくれ、
何とか無事に日本に戻ってくることができたのだと言う。
そのときの感謝の思いを僕は何度も祖父から聞いた。

祖父は後に、外務大臣から表彰された。
今も、鳥取・倉吉の祖母の家には、表彰状が飾られている。
その話を聞かされた僕は、子供ながらに、なんだかわからない複雑な気持ちになった。


ちょうど今、北京オリンピックでは、なでしこジャパンが中国と準々決勝を戦っている。


僕は中国人の友人がいないし、中国にも行ったことがない。
他人の国の民族問題だの環境問題だのをとやかく言うつもりはない。
ただ、CG使って外面よく見せるアノ姿、そんな上層部の発想は、幼稚でショボイなと思う。

反日感情がどれくらい浸透しているのかもわからない。
でも対中国でもないのに、各競技における日本に対するあのブーイングはかなり異常だ。
とても全員が反日な気持ちでブーイングしているとは思えない。
7割8割の人は、お祭り気分で騒いでいるのだろう・・・・と思いたい。
同じアジア人として、
4000年の歴史が泣くような、民族の醜い姿を世界に向けて発信するなと言いたい。

祖父がずっと言い続けた中国人に対する思いを崩したくない。


戦後63年、昭和の時代もの長さ、日本の民衆は幸運にも戦争に巻き込まれていない。
この平和ボケが僕はとても怖い。
自国が戦争に傾くやも知れぬ恐怖ではなく、他国の戦争にリアリティを感じない恐怖。

別に戦争だけに言えることではない。
恐怖をヴァーチャルでしか感じられない怖さ。
「そんなこと有り得ないだろ」と思ってしまう怖さ。
有り得ないことが起こってしまうから怖いのだ。人災にせよ、天災にせよ。
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by morgan1969 | 2008-08-15 22:50 | 雑記
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