2008年 11月 13日
僕はローディー上がりだから、その大変さはもの凄く共感できるし、
逆に普段からローディーを連れて回ろうという気にはなれない。 きっと何かためになるだろう現場の時にのみピックアップして、お願いすることにしている。 最近は主に専門学校の卒業生に頼むことが多い。 社会に出た奴らは、少なくとも学生よりはポジティブだし、責任感も増している。 アルバイトしながら頑張っている子は危機感を持って生きているし、チャンスを探しているし。 僕ごときが、そんな美味しい環境を与えてはあげられないけれど、 人と出会う場は提供してあげられるだろうから。 学生は基本的に使わないことにしている。 ここ数年は楽器知識のない子が激増しているから、さらに危険だ。 悪いけど、自分の楽器のほうが大事だ。 知らないことを学ぼうとしないわけ。放っておくのね。だから頼めない。使えない。 かと思うと、 お金を払って人のライヴを見に行こうともしないのね。 自分でお金を出してはじめて、音楽の「価値」を認識できるのではないのか。 僕が所属するコースは、プレイヤー指向でないから更に顕著だ。 ライヴなんてまるで他人事だ。 先生のステージ、友達のバンド、もっともっと足を運ぶべき。 ジャンルなんて関係ない。 ステージで展開されるものすべてが肥やしになるのだ。 音楽を生業としたいんだろうけど、何してんだろって思う。 もうひとつ付け加えるなら、 ライヴをする度にお客を集めることの大変さを知るべき。 音楽というものは、 聴いてくれる相手がいて、はじめて成立するものだということを理解しなくては。 君の作る作品を「聴きたい」と待ってくれている人はどれくらいいるの? 創作の最初はいつも、こんな悩みとの戦いからはじまるわけで。 仕事にならなければ、それはただのマスターベーション。高価なお遊び・・・ ・・・なんて親に釘を刺された、学生時代がありました。 とかいっても、未だに来月どうなるかわからない身ですから。 常に危機感を持っております。 相手あっての自分だなと、周りに生かされているなぁと、感じます。 適任がおらず、明後日のGueenにはローディーは連れて行きません。
by morgan1969
| 2008-11-13 23:21
| 音楽
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takenakakeiichi.net (12/06/09更新) 竹中敬一(たけなか・けいいち) 1969年8月5日 東京都新宿区生。 浦和レッズとシャア専用を愛する、 "赤い"作編曲&鍵盤弾き。 「GUEEN」のキーボード担当。 日芸作曲コースOB。 Twitter
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