2007年 11月 27日
今週はイレギュラーなライヴイベントのお手伝いで、毎日専門学校に行っています。
彼らのオリジナルライヴは僕らが観ていても、とても勉強になるし、刺激を受けるのです。 育ってきた時代や背景が違うから、観るたびに新しい発見がある。 完成度の問題じゃないのです。 僕らですらそう思うのに、同級生どものイベントへの無関心さには、ほどほど呆れる。 どうやらこれは、ほかの学校でもそうらしい。 目先の結果ばかり追って、今でしか吸収できないことを見過ごしている。 あぁ、もったいない。 かと言って、アーティストのライヴに行っているかと思えば、そうでもないらしい。 いっそ音楽なんか辞めてしまえと思う。学校内では究極のNGワードですね。 本題。 先週くらいから、そんな合間に、某雑誌のラジオCMの音楽制作をしています。 音源ファイル納品という形態がら、すべてメールでやりとりしています。 これがとても難しい。 師匠:西脇さんのローディーをやっていたころの言葉。 「できません、と言ったその時点で次の仕事はこなくなるから、 とりあえず『大得意です!!!』と言っておいて、あとから悩むほうがいい」 時間という物理的な障害がなければ、そのスタンスは僕の基本にもなっている。 メールだと、上で書いたような「得意か不得手か」を曖昧にするマジックがある。 これはありがたい。 (今やっている仕事が不得手というわけではありません、念のため) 難しいのは、やりとりするメールの内容なのです。 たとえば、電話なら「よろしくおねがいします」を、 ・やる気満々を前面に出す言いかた、 ・限りなく低姿勢な言いかた、 ・お約束な定型文句としての言いかた、を声のトーンで表現しわけることができる。 これがメールだと限られてしまうのです。 ぶっちゃけ「よろしく」を「宜しく」にするとか、 「お願いします」を「お願いいたします」、 最上級に頑張って「お願い致します」にするくらい。 こんな例に限らず、上手に気持ちを相手に伝える手段としては、 とっても厄介な媒体だったりするのです。 長年、携帯メールに着手しなかった理由はそんなところにもあって、 言葉を慎重に選ぶから、1回メールを送るのにかなりの時間がかかってしまうのです。 自分では 「このような仕事は今後も私にお任せください!!!!!!!」 という、ガンガン前傾姿勢な気持ちで打っているのだけれど・・・・笑。 この「笑」も曲者で。 送る相手に「(笑)印ボーダーライン」ってあるでしょ? この人へは失礼、みたいな。 とりあえず会話調になってしまうから「w」は僕ほとんど使いません。
by morgan1969
| 2007-11-27 05:41
| 雑記
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takenakakeiichi.net (12/06/09更新) 竹中敬一(たけなか・けいいち) 1969年8月5日 東京都新宿区生。 浦和レッズとシャア専用を愛する、 "赤い"作編曲&鍵盤弾き。 「GUEEN」のキーボード担当。 日芸作曲コースOB。 Twitter
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